妻の不倫に激怒し暴行を加え、死亡させたとして、傷害致死罪に問われた広告代理業粕加屋武宏被告(44)の裁判員裁判で、仙台地裁(卯木誠裁判長)は3日、懲役5年(求刑懲役6年)の判決を言い渡した。
判決は「同様の事件の量刑は懲役3〜6年の範囲に分布している。命が奪われた結果は重い」と指摘した。弁護側は一人息子が刑務所に行くことを望んでいないとして、執行猶予を求めていた。
弁護人は、判決が量刑分布に触れた点について「何のために市民を入れているのか。裁判員がどのような判断をしたのか。聞けるなら聞きたい」と話した。
裁判員を務めた男性(48)は記者会見で「裁判長が言ったことがすべてです」と守秘義務を意識し、答えていた。
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